メニュー 閉じる

こんにちは、の意味


 
 
(長文です)
 
 
トランジスタに新たなスタッフが入ると、
店頭でお客様を迎える際に “ いらっしゃいませ “ の後に必ず “ こんにちは “ と挨拶するように伝えています。
挨拶なんて当たり前のことなのですが、
2006年の開業以来意識しているのは海外での出来事がきっかけでした。
  
 
 
普段から物販店でも飲食店でも、
特に店員さんが一人とか二人の個人店に入るときには極力
“ こんにちは “ とか “ こんばんは “ と挨拶するようにしています。
いつもそうしている方にとっては当たり前のことかもしれませんが、
店頭では意外と少ないんですよね。
決してその事を否定するつもりもないし、
以前は黙ってお店に入ることになんの疑問も持っていませんでした。
ところが、以前勤務していた会社の出張で初めてロンドンを訪れた時に、
自分自身がお店に入る時に必ず “ Hello “ とか “ Hi “ と言っていることに気付いたのです。
日本にいる時はそうでもないのになぜ海外では挨拶をするのか。
考えてみたら答えは簡単で、
ほとんどのお店の人が笑顔でこちらの目を見ながら “ Hello “ とか “ Hi “ と言ってくれるんですよね。
” いらっしゃいませ “ に代わる英語がないからかと思うのですが、
こちらも自然に挨拶を返しながらお店に入っていきます。
そういう事か!
日本では(“いらっしゃいませ“という言葉が形式的になってしまい)
お店側の人が挨拶をしないからみんな黙って店に入ってくるのか、と思ったのです。
 
 
 
スーパーやデパートなど店員さんがたくさんいて、
人が引っ切り無しに出入りしている様な場所では不要かもしれません。
けれども、小さな店で一人店番をしていると店内にお客様と二人きりという事はよくあります。
『こんにちは。』って言うだけで少し場がなごむ様な気がするんですよね。
(気のせいかな?: 笑)
そして、こちらの挨拶に対して声は出さずとも会釈してくれたり、
ニコっとしてくれたりするとお店側もホッとします。
実はこちらもどんなお客様が来るのか不安なんですよ。
だって嫌じゃないですか、
二人きりの空間にすごく威圧的な人が来たり、
とんでもない変人が来たりしら…。
(今までそんなお客様はいなかったけど。: 笑)
トランジスタではお店に入るなり商品の説明をする様なことはしませんが、
もちろん無視をしているわけでもありません。
せめて、店内を一回りして『この店にはこういう商品があるんだな…』
と感じて頂くくらいの時間は作ろうと考えています。
そして、 ” いらっしゃいませ “ の後に続く “ こんにちは “ の言葉には、
 
 
『あなたをお客様として認識していますよ。どうぞゆっくり家具を見ていって下さいね。』
 
 
というメッセージを込めているつもりなんです。
 
 
 
スイマセン、なんか説教くさいですかね。
決して、お客は店に入る時に挨拶するべきだなんて言いたいわけではないのです。
少ない人数のスタッフですが、
私たちがお客様を迎える時の気持ちを少しだけ知って頂ければ嬉しく思います。
 
 
 
+ + + + + + + + + +
 
 
 
3連休最終日。
夕方からこんな長文書けるくらいにヒマになってなってしまいました。
気持ちを切り替えて明日からがんばるぞ〜!
って思ったら明日は定休日だった…。(*_*)
 
 
 
mura