1960年代、北欧を中心にアジアン家具のブームがありました。
その影響を受け上部の扉にはラタン(籐)が使われた非常に希少な一台。
インドネシアなど湿度の高い国では通気性をよくするために
扉の材料に籐が使われた歴史がある様ですが、
ヨーロッパで製作されたものはあくまでも素材として、
またデザインとして木材との対比を楽しんでいる様です。
そのため強度を確保するために扉には通常の木材を使用して、
編み込まれた籐は化粧板として表面に貼り付けられています。
籐の明るい色味とチーク材の深みのある茶褐色が互いの色を引き立て、
締まりのあるデザインなっているのが印象的です。
収納力のあるカップボードは食器をたくさん収納したい方にお勧めです。
*1960年代 イギリス E.GOMME社製 (レストア済)
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