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勝田マラソン


 
 
少し前の話しになりますが、
1/26(日)に地元茨城の『勝田マラソン』に参加してきました。
 
 
レース前の12~1月は諸事情によりとても忙しく、
なんだか2ヶ月間の記憶がないくらいバタバタしていました。
レース前日も、上野発22:00の特急にギリギリ乗り込み深夜に茨城入り。
疲労もたまり、寝不足、練習不足のままレース当日を迎えました。
オレなんでこんなに疲れてるのに40kmも走るんだろ…と、
全くテンションが上がらずマイナスな事ばかり考えていました。
ところが、翌朝はそんな気分を吹き飛ばす程の快晴に恵まれ、
レース会場の賑やかな雰囲気にテンションが上がってきました。
スタート直前には眠気も疲れも吹っ飛び、
頭の中はすっかりクリアに。思い浮かべた言葉は一つ。
 
 
” やるしかねえ… ”
 
 

 
 
前半は、とにかく我慢、我慢のレース。
競走馬がその本能から前へ前へ出たがるのを懸命に抑える様に、
湘南国際マラソンの苦い経験から、前半は絶対に飛ばさない様に心がけました。
7~8km地点まではウォーミングアップと考え
5分40秒/kmくらいのペースでゆっくりスタート。
さすがにちょっとのんびりし過ぎたので、
10kmくらいから5分30~35秒/kmくらいにペースアップ。
無理のないペースで、25km、30kmと気持ちよく走り続け、
足の疲労や呼吸にも余裕がありました。
 
 
リラックスして走れた理由がもう一つ。
走るコースが幼い頃から慣れ親しんだ場所ばかりでした。
あのラーメン屋さんまだあるな~とか、
よく通ったスポーツ店が移転したな~とか、
1年だけ通った幼稚園の前を走り過ぎたりと。
レース全体の戦略を考えながら緊張していた反面、
自分のホームであるコースを心穏やかに走れたのです。
10代を過ごした懐かしい場所に歓迎されてる様な、そんな気さえしてきました。
なんかね、上手く言えないんですけど
土地の神様が味方してくれてる様な感覚というか。(思い込みが過ぎる…笑)
 
 
とはいえ、やはり30kmを過ぎると徐々に疲労がたまり足が重くなってきました。
そして、湘南で足が止まってしまった恐怖の38km地点!
その場所が近づくと、
 
 
また足が ” つって ” 動けなくなってしまうのでは…。
 
 
と、怖くて怖くてたまりませんでした。
湘南での悔しい思いを吹き飛ばし、
一度も歩かずに4時間以内でゴールするためにこのレースに臨んだのです。
逃げるわけには行きませんよね。
一瞬緊張しましたが、無事に38km地点を通過してゴールまでは残すところ4km。
その時、ランナーを鼓舞するためでしょうか、
突如、ロッキー3のテーマが沿道から大音量で流れてきました。(アイオブザタイガーね)
別にこの曲が特別好きというわけでもなかったのですが、
なぜか、ものすごく気持ちが盛り上がってしまったんです。
今考えても本当に不思議なのですが、
38kmもの距離を走ってきて余力なんかあるわけないのに、
この曲が耳に入ってきた瞬間に猛烈に力が湧いてきて、
一気にスピードが上がってきました。
実はその地点を過ぎるまでは、
4時間を切るのはあきらめかけてたんです。
自分のペースで気持ちよく走れて、一度も歩かないでゴール出来れば、
それでいいんじゃないか、と。
でも、一気にスピードがのってきて猛然とスパートし始めた時に、
4時間切り狙えるなって思いました。
そして、
 
 
” あ〜、もしかしたら今日、自分は完走できるかもしれない… ”
 
 
そう思ったら、嬉しくて、涙が止まらなかった。
44歳のおっさんが泣きながら走ってるなんて、みっともないですよね。
 
 
結果は、最後のラストスパートが功を奏して3時間59分44秒。
本当にギリギリでしたが、
目標の ” 一度も歩かずに完走 ” と ” 4時間切り ” を達成する事が出来ました。
嬉しかった。ホントに嬉しかった。
最初は気分がのらなかったけど、
走ってよかったと思えた幸せな一日でした。
同時に、湘南での失敗がなかったら今日の完走はなかったと気付き、
あの大惨敗も悪くなかったなと思いました。
 
 
次回?
随分先ですが、
フルマラソンは11月の湘南でホントにホントのリベンジを果たしに行きたいと思います。
その前に、4月は1年ぶりのさくらロードレース(ハーフ)を楽しんでこうようかと。
 
 
 
ところであなた、お仕事はどうされましたか? (笑)