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湘南国際マラソン 3

 
 

 
 
 
湘南には鬼がいた…。
 
 
 
10月下旬のUK出張に始まり、マラソン、配達ラッシュ、イベント。
あまりにもめまぐるしく、あっという間の3週間でした。
イベントが終わって一段落した頃、
先日の湘南国際マラソンの画像が送られてきました。
 
 
 
フルマラソンの怖さを熟知せず、
『4時間は絶対に切る!』などと、鼻息荒く意気込んでくぐり抜けたスタートゲート。
前半の20kmは本当に清々しい気分で海沿いの道を疾走。
沿道の応援に感激しながら、
フルマラソンに初めて参加出来た喜びをかみしめていました。
ところが、体に異変を感じ始めたのは28km過ぎ。
今まで走った事の無い未知の領域に差し掛かった頃です。
両足の筋肉が固まり始め、前半のスピードでは思う様に走れなくなってきました。
それでも、30km地点で2時間48分02秒(5分36秒/km)だったので、
後半失速しても6分/km以内だったら、
なんとか目標の4時間切りは達成出来ると思っていたのです。
 
 
甘かった…。
 
 
35kmを過ぎる頃には両足はガチガチに固まり、
左足のふくらはぎ、もも裏、ふとももと順番に ” つって ” きました。
痛いのなんの!
なんで足がつってるのにオレ走ってるんだ???
それでも目標タイムをクリアしたいので、
意地でも歩くものかと自分に言い聞かせ、
足がつってはスピードを落として痛みをやわらげ、
ごまかしごまかし走り続けていました。
3カ所の筋肉が3回ずつ ” つった ” 後、ホットするのも束の間。
今度は右足のふくらはぎから順番につり始めました。(嫌がらせか!)
走りながらふくらはぎを見てみると、
筋肉が痙攣してペコッとへこんでるんですよ。
あかん、き、筋肉切れてまう…。
この時点で完全に失速。
絶対、絶対、絶対、絶対、絶対、オレは、あ~る~か~な~い~~~!!!!!
と、心の中で叫びながら走ってたのに自分の意思ではどうしようもなく、
スローモーションのように足が止まっていきました。
腕は振ってるし本人は走ってるつもりなのに、
ふと横を見ると歩ってる人とペースが一緒になっていました。
38km地点。とうとう歩ってしまった…。
くちびるを噛み締め、
爪が手のひらに食い込むくらいこぶしを握りしめ、
自分に対する怒りで血管が切れそうなくらい悔しかった。
 
 
前回の報告で、
リタイヤせずにゴールしたという意味で完走したと書きましたが
実は完走出来なかったんです。
不本意ながら歩ってしまったので、
少なくとも僕は完走していないと思ってます。
 
 

 
 
その後も過酷でした。
ちょっと姿勢を変えるだけでつり始める足を引きづり、
何回走ろうとしても走れないまま2kmくらいを歩って前進。
40kmくらいから走ったり歩ったりしながら、
ラスト1kmでやっとエンジンがかかった。
最後の数百メートルはやけっぱちの猛ダッシュ。
両足がつったままゴールした時は、足が痛くて拳を握りしめ、
しわくちゃ顔の鬼の形相でした。
(ブサイクな写真、あえてUPします。: 笑)
 
 
フルマラソン初挑戦の結果は惨敗。4時間33分でゴールしました。
 
 
悔しくて悔しくてブチきれそうでしたが、後になってみるとね。
この日の為に練習してきた事や、
マラソンがきっかけで仲良くなれた人がいたり、
会場に向かう早朝のバスでのんてぃー(23歳の彼女は3時間48分で完走)に出会えたり、
レース後に7年ぶりに再会した茅ヶ崎在住の同級生の家で飲んだり、
消防士のシュンちゃん(彼は3時間50分で完走)に出会えたり…。
あ~、走ってよかった~!
と思えた1日でした。
 
 
次回?やりますよ、もちろん。
来年の湘南まで待てないので、
年明け1月下旬に行われる地元茨城の『勝田マラソン』でリベンジです!
 
 
 
懲りないヤツ…。
 
 
 
mura