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自分たちに出来ること

 
 

 
 
 
もうさあ、
被災地の方々や復旧、救助、医療に携わる方たちに、
がんばって下さいとか、言わなくていいと思う。
(言うのが悪いと思っているわけではない)
だって・・・。
 
 
 
     がんばってない人なんかいないんだから!
 
 
 
それより、そう言ってる自分たちもがんばれよ。 (もちろん、僕も含めて)
何も出来ない自分たちに代わって、
それぞれの道のエキスパートの方々が自らの危険や疲労も顧みず、
不眠不休の状態で懸命に尽くして下さっている事に、
感謝の気持ちを忘れず、
自分たちができる事、やるべき事、がんばろうよ。
 
 
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この1週間、テレビやラジオから流れてくる映像や情報に、
みんなが心を痛め、涙を流し、不安になり、
たくさんの人達が、
 
 
     ” 自分には何ができるのだろう? ”
 
 
と、考えたと思う。
何をしていても、いい知れぬ不安感が胸のなかにモヤモヤとしていて、
いつも落ち着かない気分の中、
商売の事を考えるのは不謹慎な気がしていた。
だけれども、僕らは僕らで経済活動を続けて行かなければならないし、
ご飯も食べて行かなければならない。
そして、自分が守るべきものも守って行かなければならない。
東北、北関東の方々の安全と社会の混乱が早く治まる事を祈り、
自分たちはやるべき事をやっていくしかないんだと思う。
社会全体が萎縮してしまって、
被災地以外の経済活動が行き詰まってしまったら、
いったいだれが救いの手を差し伸べるんだ?
 
 
     自分が元気じゃなきゃ、他の誰かを救えない。
 
 
難しい事を言うつもりは無くて、
考えているのは、ものすごくシンプルな事。
普段以上の贅沢や無駄使いをしようというわけではない。
例えば、月に1度か2度外食してた人が、
現在の状況を見て急にパタッお店に行かなくなってしまうと、
多くのお客様に支持されてきた、優良なお店の経営も傾いてしまうかもしれない。
さらには、そういった飲食店に食材や飲み物を提供している会社も困ってしまう。
日々の生活の中で、必要なものは買えばいいし、
たまには気分を変えて外食したっていいと思う。
ただ、不必要に食料を買い過ぎるのはよくないと思うけど。
(ゼッタイ、腐らせてるって。)
無論、これは一つの例であって、
いろいろな業界で同じ様な連鎖は起こり得るものだと思う。
 
 
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復旧までには、まだまだ膨大な時間がかかるかもしれない。
生まれ育った家をなくしたら、もう何もする気が起きないかもしれない。
家族を失ってしまったら、生きてゆく気力もなくなってしまうかもしれない。
それでも、被災地の方々には生きる希望を持って頂きたいと思う。
周りには仲間がいて、あなたの事を心配し、気にかけてくれている人が必ずいるから。
もう、十分がんばってるから、
これ以上がんばらなくてもいいから、
ただただ、これから周りを取り巻く環境が必ず良くなっていくと信じて、
精一杯、生きてほしいと思う。
思い出したくない事かもしれないけど、
何年か経った後に、” あの時は・・・” と話せる時がきますように。
そして、今回の事を絶対忘れないように、
この震災を知らない次の世代に伝えて行く事も、
自分たちに出来る事の一つなんだと思う。
 
 
 
mura