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Warehose 〜 買付リポート その2 〜


 
 
暑いですね〜〜〜…..。
 
 
あんまり暑いので(お客さんも少ないので…)、
少しでも涼しげにしようと、久し振りに店内のレイアウトを変えてみました。
トランジスタはG-planを中心としたお店のはずなのですが…..。
なぜか最近はErcolのアイテムが充実しています。
 
前回のブログで 〜買付リポートその1〜 と書いたわりには、
随分時間が経ってしまいました。
ほぼ一ヶ月近く真夏日が続く中、夏バテなどしていませんか?
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
 
 
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前述の通り、ややテンション低めでスタートしたイギリス買付の旅でしたが、
アンティークディーラーの倉庫に着いた途端、
そんな気分はふっ飛びました。
 
 
あるではないですか〜〜〜!!! 魅力的なアイテムがたっくさん!
 
 
しかも、ほぼ入手困難と思われていた
G-planの籐張りのカップボード(画像左)やレアなデスク(画像中央)。
そして僕が個人的に欲しかったErcolの中でも数少ないアームチェア(画像右)まで!
ん〜〜〜っ、やるじゃん!
彼(現地のアンティークディーラー)はもっのすごく得意げな顔で笑ってました。
僕が到着するなり、これを見てみろ!という感じで指さすんですよ。
お前のリクエスト、ちゃんと集めてやったぞっ!と言わんばかりの顔で…。
 
 
なんかね〜…、素直に嬉しかったですよ。
 
 
もちろん、仕入れは水もの。
毎回必ず希望のものが手に入るとは限りません。
でもこちらが出したリクエストに対して、
100%ではなくても集めておいてやろうと努力してくれた事がありがたかった。
しかも、それらのアイテムが集まってからも、
オースラリアやアメリカからたくさんの業者が買付に来たようなのですが、
『先にオーダーを出したのはTats(僕の事です)だから、』
と言って、ちゃんと取っておいてくれたみたいなんですよね〜。
イギリス人にしてはめずらしく律儀な….、あ、いや、イギリス人のみなさんゴメンナサイ。
普通、目先の利益を優先して売っちゃいそうなもんですよね。
長い目で見てビジネスというものを考えてるんだと思います。
継続的にいい関係を持続しようとしてくれてるって事なんですよね。
 
 
現地でコーディネートをしてくれているパートナー言わく、
数字にには厳しい彼もコレクションや価格に関して融通を利かせてくれているようなんです。
(もちろん商売だから100%鵜呑みにはできませんが…。)
どうやら、彼が集めてくれたものに対して喜んだ僕が、
少々大げさに感謝の気持ちを伝えたのがよかったみたいなんです。
(狙いではないですよ。元来リアクションが大きい方なもので…。)
 
後日、そのパートナーがこんな事を言ってました。
ほぼ買付も終わってそろそろ帰ろうかって時に、
彼は一人で歩きながらブツブツつぶやいていたんだそうです。
『あんな風に喜んでくれたり、明るく付き合えるやつにはいい値段が出るんだよ。』
って。(もちろん英語で)
時間をかけてだったけれども、
やっとディーラーとの信頼関係ができてきたように思います。
その心意気に応えられるよう、ガンバって売らなきゃなー。
 
 
彼にも儲けさせてあげられる様に…..。
 
 
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で、この話、美談で終わるはずもありませんでした…。
 
 
今回はすごくコレクションが良くて、
コンテナに全部入るか、入らないか、微妙な数量を頼んできました。
なので一部のアイテムは、積めたら買うけど積めなかったらキャンセルという約束だったんです。
帰国後、彼からのメールで全ての家具が入ったとの連絡があり、
どれも外したくなかったので、あ〜、良かったーと安心していました。
ところが、後日送られてきたパッキングリストと画像データを見てビックリ!!!
 
 
   えっっっ???   頼んでないものまで入ってる…。
 
 
うがぁ〜〜〜っっっ、またやられたっ!!!
 
 
まだまだバトルは続きそうです。
 
 
  
mura